欧米に学べ日本、「財政健全化」におくれ
借金総額 1,062兆円に!(平成28年度末見込み)
2016年度の国の当初予算の規模は、96兆7218億円で過去最大を更新。税収は57兆6040億円と前年度に比べ5,6%増、25年ぶりの高水準と見積もった。
この結果、国債発行額は34兆4320億円と前年度より6,6%減少。
歳入に占める国債の割合を示す国債依存度は前年度より低下したが、35,6%と依然として高い水準。
歳入の3分の1を借金に頼らなければ予算をやりくりできない状況。
経済状況が良かった08年のリーマン・ショック前の水準(30.5%)にすら戻っていない。
14年度に初めて1000兆円を突破した国と地方を合わせた長期債務残高は16年度末には、国内総生産(GDP)比で205%の1,062兆円にまで膨らむ見通し。
国地方合わせた一般政府の債務残高の国際比較(2015年)を見ると、日本は対GDP比233.8%、次いでイタリアが149,2%、フランスや米国が110%台、ドイツでは75,8%と、日本は先進国の中ではずば抜けて政府債務(借金)が多い。
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甘い歳出削減では借金依存体質は変わらない。日本政府は欧米や夕張市に学ぶときが来ている。
国会議員の身を切る改革が必須。国民へ、ツケが廻る「財政破綻」が刻々と近づいている気がしてならない。
日本の継続的な繁栄には厳しさも必要だ。次世代の子供達へ確実にバトンタッチする為にも借金増に歯止めをかける勇気が求められるのではないか。
日本人の良き伝統「もったいない」と「がまん」も時には必要。
国も地方自治体も安易な借金増大からは健全の二文字は遠のいていく。私自身もまだまだ力不足を痛感している。 |